2022.09.03 07:25「紫のゆきて」の歌 この作品で、各話を彩る歌は、すべて古典の「伊勢物語」から取っています。(作中では、現代語訳して使っています)登場する歌ごとに、それが伊勢物語の第何段にあるのかを、ご紹介します。なお、歌が読まれた状況は、原典の様相をそのまま拝借したものもあれば、作品のストーリーにそって、作者が創作したものと両方あります。原典にご関心のある向きは、別に作者...
2022.09.03 07:10伊勢物語(7)会って見たい伊勢物語 Eテレ 100分de名著 最終回終了! 業平さんの歌風「心あまりて、ことば足らず」。歌に収まりきれない、心のにじみがいいんです。タイムマシンがあったら、ほんと会ってみたい。主人公の男の生き方に、日本の「みやび」を再発見しました。素敵な4回シリーズ、ありがとうございました。 — 森野雅戸 November 23, 202...
2022.09.03 07:09伊勢物語(6)惟喬親王伊勢物語 Eテレ 100分de名著 第3回終了! 長年仕えた惟喬親王が本願叶わずとも、変わらぬ交流が続く。雪の正月に訪ねゆく様は、美しく、詠む歌も泣かせます。今は権勢なき紀有常が、出家する妻を遇するに窮した時、そっと手を差し伸べる温情。あれ、でも業平さんの妻って、紀有常の娘では? — 森野雅戸 November 16...
2022.09.03 07:09伊勢物語(5)忘れじの女伊勢物語 Eテレ 100分de名著 第2回終了! 男が、女と別れがたくも離れゆく。そんな中、忘れじの女が二人いた。それが藤原高子と伊勢斎宮。高子が二条の后となっても惹かれる、29段や76段は名シーン。斎宮とは一夜きりかもしれないけど、69段ラストの振り切り方が、鮮やかでまたいいです。 — 森野雅戸 November 9, 202...
2022.09.03 07:09伊勢物語(4)みやび伊勢物語 Eテレ 100分de名著 第1回終了! 源氏物語は、系図的なタテの美しさを意識させる物語。 一方、伊勢物語はヨコに広がるイメージ。身分や境遇を超え、弱者もお年寄りもみんな受け入れる。 こだわらない、そんな「みやび」な姿勢が、昔から日本にあった。それで、今でも読まれるのかも。 — 森野雅戸 Novem...
2022.09.03 07:09伊勢物語(3)現代語訳あす夜11/2(月)22:25放送! 伊勢物語 Eテレ 100分de名著 「伊勢物語」って、古典の教科書に載ったりしてるけど、 昔はもっと気楽に、読まれてたんじゃないかな。江戸時代には、仁勢物語とかパロディ本まであった。そんなわけで、自分も楽しむ気分で、現代語訳してみました。https://novel.daysneo...
2022.09.03 07:08伊勢物語(2)最終日見てきた国文学研究資料館の特別展示 「伊勢物語のかがやき-鉄心斎文庫の世界-」最終日、行ってきました。 伊勢物語の様々な場面を描いた屏風一双があり、 図柄を分解(比定)して解説した展示がわかりやすく、一番面白かったです。 地元の方々なのか、団体さんも来ていました。 — 森野雅戸 December 16, 2...
2022.09.03 07:04伊勢物語(1)国宝級の写本TV東京の「開運なん○○鑑定団」で「伊勢物語」が放送されました。 江戸時代の写本が200万円。その原本(天福本)だと1000万円以上だそうです。ところで、国文学研究資料館(東京都立川市)では12月16日(土)まで特別展示 「伊勢物語のかがやき-鉄心斎文庫の世界-」を開催中。 — 森野雅戸 December 5, 2017&nbs...